短歌連作五首 ペン画

 


ペン画

丸地卓也 

手摺り白きアパートメントは著作権切れし映画の格調のあり

数回の転職ののちの昼餉どきペン画に碧きハチドリを描く

ことあれば逸民に逃ぐる生き方を断ちたし鉈を振りおろすごと

「憲法を守れ」の声を老人に委ねてわれは最寄り駅着く

百貨店屋上に眺む夜の街われの知りたる地域のネオン