フレンチトースト

 唐突だが筆者は海外に行ったことがない。たとえば、目にしたものが現実で、それ以外は存在しないという立場をとるとしたら、日本しか存在しないことになる。海外に行きたくないというよりは海外の映像や音楽、料理を埼玉県にいながらにして堪能できてしまっているので、わざわざ高額かけていかなくても、駅前で本格的なカレーも食べれるし、NHKをつければたいてい海外の映像が流れている。
 休日に午後立ち寄ったカフェでフレンチトーストを食べたときにある疑問がわいた。仏国風といいつつ食パンなのである。ピザにクリスピー生地であるイタリア風と、パン生地であるアメリカ風があるように、このフレンチトーストも亜流なのかもしれない。勝手な筆者の妄想だと固くなったフランスパンを美味しく食べるために調理したのがフレンチトーストだと思っていたからだ。こうした謎は海外にいかない筆者には解決できない。アメリカ風かもしれない、いやむしろ日本風かもしれないフレンチトーストを美味しく食べるのだった。少しもやもやしたがメイプルシロップをたくさんかけたら悩みが吹っ飛んだ。カナダ風かのでは?という疑念も多少わいたが。

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