本の森 所沢にできた図書喫茶カンタカを訪ねる

 所沢駅から10分ほど歩くと「図書喫茶カンタカ」はある。木材の匂いと壁一面に設置された本棚と書籍が図書喫茶たる由縁だ。コンセントもあり、ソファにクッションがあり原稿執筆に集中できそうな環境だ。プレリリースのときから気になっていたので、待ちに待った訪問だ。
 昼には早くモーニングには遅い微妙な時間帯なので、「所沢の森ブレンド」を注文する。お昼時になったらセットでまた違うコーヒーを注文すればよい。「所沢の森ブレンド」は口当たりがよくブラックでいける。
 見回すと所沢市・東村山市の歴史、環境分野の書籍、都市計画関係の本が多めである。エンデの『モモ』など児童文学の名作や、面白そうな絵本もあり、店主の趣味がうかがい知ることができる。これだけ書籍があるとカンタカで何か文芸を創作するときに、題材になりそうだ。あくまで個人の希望なのだが、詩歌はまだ少ないようで、今後増えていくことに期待する。そして、多くの人が詩歌に親しむ場所になると嬉しい。また、コロナ禍で厳しいが、今後キュレーション的な活動があると盛り上がるだろう。
 KADOKAWAの「ところざわサクラタウン」のオープン、東所沢駅が本棚のような外装に改装されたことに続き、所沢がどんどん文学都市になっていくところをみると楽しい。
 おすすめなのでぜひ一度所沢観光に来てほしい。そして、カンタカで一息ついてはいかがだろう。

〒189-0001 東京都東村山市秋津町3丁目30−6
営業時間9:00-20:00